スノーケルはダイビングに必要ない?実は命を守る重要装備です

ダイビング器材

こんにちは、左右です。

ダイビングを始めると必ずと言っていいほどまず購入するのが「マスク・スノーケル・フィンの3点セット」。

しかし実際に体験ダイビングや講習、ファンダイビングをしてみると、「スノーケルってほとんど使わないのでは?」と感じたことはありませんか?

私はあります。

では、ダイビングにスノーケルは本当に必要なのか。

この記事では、スノーケルの役割やメリット・デメリット、選び方について詳しく解説していきます。

ダイビングにスノーケルは必要?結論は「安全装備として必須」

普段のファンダイビングではスノーケルを使う場面はほとんどないことが多いです。
しかし、万が一のトラブル時には命を守るための重要な装備となります。

  • 残圧が少なくなり、水面を泳いで戻らなければならないとき

  • ボートダイビングで漂流し、水面で長時間助けを待たなければならないとき

こうした場面では、スノーケルを使うことで仲間から離れずに泳ぎやすい、体力を温存しやすいなどのメリットがあります。

実際、ダイビング事故の多くは水中よりも水面でのトラブルが多いといわれているため、水面にいる時は「レギュレーターかスノーケルのどちらかは必ず咥える」ことが安全の基本です。

スノーケルのメリット

スノーケルを携帯することには以下のメリットがあります。

・トラブル時に体力を温存できる
・水面移動中のエアの消費を防ぎ、水中を長く楽しめる
・水面移動が多いダイビングポイントでも泳ぎやすい
・水面集合でエアを節約しながら待機できる

スノーケルのデメリット

一方で、スノーケルには次のようなデメリットもあります。

・荷物が増える、洗う器材が増える
・他の器材や海藻に引っかかることがある
・間違って水中で使ってしまうリスクがある
・顔まわりにぶらついて邪魔になる

特に初心者ダイバーは、器材の扱いに慣れるまでは「引っかかりやすさ」をデメリットに感じやすいでしょう。


初心者ダイバーはガイドの真似をしない方が良い

ガイドダイバーの中にはスノーケルを使わずに水面移動する人も多いですが、それは経験と技術、体力があるからできることです。

ほぼ毎日潜って、訓練も受けているプロダイバーと自分を同じに考えてはいけません。

初心者や中級者の方は必ずスノーケルを携帯し、安心して水面移動できるようにしておきましょう。

スノーケルの選び方

水面移動が多いポイントで潜る人

長距離の水面移動があるポイントに行くなら、高品質なスノーケルがおすすめです。

呼吸がしやすく、水の抵抗を減らす流線形のデザインも多く、安いモデルと比べて疲労感が全く違います。

私は最初は安いスノーケルで済ませていましたが、壊れたのをきっかけに、高いスノーケルに買い換えたらもう戻れなくなりました。

高いのは高いなりの理由があります。

水面移動が少ない人・ボートダイビング中心の人

水面移動がほとんどないポイントは、折り畳み式スノーケルが便利です。

普段はBCDのポケットに収納し、必要なときだけ取り出せるので、器材の引っかかりや邪魔を防げます。

テクニカルダイバーもこのスタイルを採用することが多いです。

特にドリフトダイビングの場合は水面の波の高さによってはポケットからBCDを出して使用している間に波にのまれてしまうこともあるので、浮上前の水中での安全停止中に装着しておいてから浮上するとよいと思います。


まとめ:スノーケルは普段使わなくても「命を守る装備」

「ダイビングにスノーケルは必要ないのでは?」と思う人は多いですが、実際には緊急時に自分の命を守る安全装備です。

基本は邪魔でもつけておくことをお勧めします。

スノーケルを選ぶときには水面移動が多いポイントで潜る人は呼吸しやすい高性能スノーケル。水面移動が少ないポイントで潜る人は折り畳み式スノーケルでもよいかと思います。

ドリフトダイビングなど水面でボートを待っている水面待機時間が長くなる場合には、安全停止中にスノーケルを装着しておきましょう。

高いスノーケルはそれだけ性能が良いですが、とりあえずは安いスノーケルでもいいので、必ず携帯しておくようにしましょう。

スノーケルを正しく準備しておくことで、安心して海を楽しむことができます。

スノーケリングもされるのであれば、高いスノーケル購入一択です。

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