こんにちは!西伊豆(獅子浜)を拠点に活動している、ダイビング練習専門ガイド『ボイヤンシー』の佐野です。
「生まれつき耳管が細い」という方も中にはいらっしゃいますが、実は多くの場合、無意識に自分で耳管を閉じてしまっていることが耳抜きを難しくしています。
「今日は大丈夫かな……」と不安を抱えたままでは、ダイビングを心から楽しめませんよね。 今回は、現役の鍼灸師でもある私が、解剖学的な視点から耳抜きの攻略法を解説します!
ダイビングの耳抜きに関わる「耳管」の仕組みを知ろう
耳管とは、のどの奥と「中耳(鼓膜の内側にある空間)」をつなぐ細い管のことです。
-
バルサルバ法: 鼻をつまんで息を送り込む圧力で、普段閉じている耳管を無理なく押し広げ、水圧でへこんだ鼓膜を内側から押し戻します。
-
トインビー法: 唾を飲み込むなど、のどの筋肉を動かして耳管を一時的に開放させる方法です。

なぜ「首こり・顎こり」があると耳抜きができないのか?
バルサルバ法で上手く抜けない時、顎や首を動かすと「スポッ」と抜けることがありますよね。
これは、のどの筋肉が顎や首の筋肉と連動しているからです。
つまり、顎から首回りの筋肉がガチガチにこっていると、のどの筋肉の柔軟性が失われ、耳管が開きにくくなってしまうのです。
巷では「耳抜きに効くツボ」も紹介されていますが、本質的には「ツボを押すこと」よりも「耳管の開放を邪魔している周囲の筋肉をほぐすこと」が、スムーズな耳抜きへの近道です。
「力み」は耳抜きの天敵!
耳が抜けないと焦って、力いっぱい鼻に息を送り込もうとしていませんか?
実はこれ、逆効果になることが少なくありません。
1.焦って力む
2.首や顎の筋肉がさらに緊張する
3.耳管がより強く閉じてしまう
4.ますます抜けない……
という負のスパイラル(ジレンマ)に陥ってしまうのです。
耳抜きを成功させるコツは「リラックス」と「優しいバルサルバ法」
スムーズに耳を抜いているダイバーを観察してみてください。彼らは決して力んでいません。
慢性の的なこりがない限り、顎と首の力を抜いてリラックスした状態で、優しく空気を送るだけで耳管は自然に開きます。
まとめ
耳抜きが苦手な方は、まずご自身の顎や首周りを触ってみてください。
「いつも張っているな」と感じるなら、それが原因かもしれません。
- まずはリラックス。
- 顎と首の力を抜く。
- 優しく空気を送る。
これだけで、耳抜きは驚くほど楽になります。
「それでもやっぱり不安……」という方は、ぜひ私と一緒に練習しましょう!
ご希望の方には、潜行前に「刺さない鍼」を使った顎・首周りのコンディショニングも行っています。
西伊豆・獅子浜でのマンツーマン・スキルアップ。皆さんが「潜行が簡単!」と思えるまで、とことんお付き合いします!スキルアップ・プラクティスをぜひご利用ください。

