ライセンスとってもやめる人が多い~ひと夏のダイバーにならないために~

ダイビングスキル

こんにちは、左右です。

毎年7月になると、ライセンスを取ったまま1~2回で終わってしまう『ひと夏のダイバー』が増えてきます。

ひと夏のダイバーというのは、夏にライセンスをとって数本潜ってその後はもうやめてしまう人たちのこと。

せっかく海の魅力を知ったのに、それっきりになるのはもったいないですよね。

私も一緒にOWのライセンスを一緒に受講して仲良くなった人が二人いましたが、結局、今もダイビング続けているのは私だけ💦

ダイビングは、はじめる人も多いのですが、やめる人も多いレジャーです。

せっかくダイビングの楽しさを知ってライセンスまで取ったのに辞めちゃうのはもったいない。

今回はせっかくライセンスとったんだから、継続的に潜り続けて海の楽しさを共有できる仲間が増えることを願って、私がダイビングを継続するために意識していたことをシェアしたいと思います。

ダイビング継続の5つのルール

メルカリなどのフリマサイトを覗くとよくわかりますが、講習で使っただけ、数回だけ使用しただけといった器材がゴロゴロ出品されています。

器材買ったけど、結局、潜り行かないから手放すみたいな感じで出品されている方が多いですね。

続けられない要因っていくつかあると思いますが、時間やお金、あとは潜りに行く気力の問題が多いんじゃないかなと個人的には思います。

お金かかるので継続可能な金額で投資していく

ダイビングはお金がかかります。

通常のファンダイビングであればビーチエントリーでも2本で1万3千円ぐらいが相場です。

ライセンス講習、器材をそろえるなどで、普通の経済力の方だったらすぐに潜りに行く貯金がなくなってしまいます。

新品で自分に合った器材のほうが快適に潜れるのでお勧めではあるのですが、潜りに行く資金がなくなるぐらいなら、中古の器材をうまく組み合わせていくのもありです。

個人的にレンタルは10~20本も潜るだけで、エントリーモデルや中古品購入できる金額になってきてしまうので、最初にとりあえず買ってしまうほうが良いと思います。

ダイビングは器材に頼ったレジャーなので、毎回同じレンタル器材がレンタルできれば良いですが、毎回違うレンタル器材を使っていると感覚がつかめず上達しにくくなってしまいます。

私のダイビング器材はほとんど中古品でフルセットで10万円未満ですべて揃えました。

中古BCDはメルカリで2~3万円、ショップの整備済み中古レギュで2万円とかでも手に入ります。

命に関わる器材なので、整備済みか購入もしくはOHから100本未満、1年未満の器材が狙い目です。

楽しいので、毎週末潜りに行きたいぐらいですが、ブランクダイバーにならない3ヵ月未満ぐらいのペースでもいいので潜り続けることが大切だと私は思っています。

継続するために私がしていた5つのポイント

私がダイビングを継続する為にしていたことは、以下の5点です。

  1. 月1回は“義務”に!気分に左右されない継続
  2. 海のコンディション悪い日でも潜るのをやめない
  3. 毎回課題をもって潜る
  4. 潜りにいかない期間はスキルアップ方法を勉強する
  5. 仲間を作る

それぞれ、解説していきますね。

月1回は“義務”に!気分に左右されない継続

ダイビングってお金もかかるし、朝も早いし、正直、気分が乗らない日もありますよね。

でも「行く!」と決めて予約を入れておけば、あとは行くだけ。

私は自分に「まず50本潜る!」という謎ルールを課していましたが、こうした目標が意外と継続の原動力になります。

50本は一般的には初心者から中級者ゾーンの入れ替わり時期です。

ダイビングってお金かかるし、朝早いし、せっかく潜っても濁りすぎててほとんど何にも出会えないって普通にあるので、毎回毎回行くかどうかを考えていると多分潜りにいかなくなっちゃう。

とにかく気分が乗らなくても月に1回は潜りに行くようにしています。

器材のオーバーホールとか、私的な用事で2ヵ月に1度ぐらいまで空いてしまうことが稀にありますが、それでも基本は月に一回ペースで、私は年に1~2回沖縄に潜りに行くを目標にしていました。

沖縄には1週間ぐらいいることが多いので、その間は毎日2~3本毎日潜ります。

これは私の場合ですが、ブランクダイバーにならない3ヵ月に1回(年4回)のダイビングをしていくだけでも全然違うと思うので、とにかく予約を入れてしまいましょう。

海のコンディション悪い日でも潜るのをやめない

なるべく透明度が良くて、暖かくて、天気が良くて、波が立っていない日に潜ったほうが楽しいのは間違いないですが、コンディションが悪い日は悪い日でスキルは上がります。

最初の10本ぐらいまではフィンをはくのも慣れていないのでコンディションが良い日が望ましいですが、多少水面バシャバシャしているところでフィンをはいて潜行できるようになるには、波が立っている日に潜ることでしか上達しません。

初心者のうちは波が立っている海を見てうわ~今日はエントリー大変そうだな~とは思いますが、多少の波は別に何とも思わなくなります。

IOP(伊豆海洋公園)などは、エントリーしやすい日なんてないですからね(笑)

うねりや流れがあるダイビングは体力削られますが、それでもうまくかわしながら泳げるようになるにはそういった環境で潜るのが一番上達しやすいです。

毎回課題をもって潜る

私は100本超えた今も、毎回今回はこれを練習しようというように、スキルアップの課題をもって潜るようにしています。

中性浮力の練習のこともあるし、フィンキックの練習のこともあるし、着底を一切しないとか、写真撮るときにものに触れずに撮影する練習するとか、スキルアップとなんらかの縛りプレイをしてることが多いです。

リクエストの時もフリー潜行の練習したいので、水面移動してある程度深い位置から潜行をしたいとガイドさんにリクエストしていたこともあります。

潜りにいかない期間はスキルアップ方法を勉強する

今はYoutubeなどで、イントラさんがスキルの解説をよくしてくれているので、うまくいかないスキルの解説を見たり、物理学的な視点でなぜうまくできないのか?を考えます。

そうやっていると、もしかしたら、ここに問題があってうまくできていないのかもっというのがいくつか出てくるので、次のダイビングの時に試してみようとなります。

解決策を見つけたときは次のダイビングで早く試したくてうずうずとして、待ち遠しくなります。

仲間を作る

私が継続できている一番大きな要因が仲間かもしれません。

ダイビング費用を抑えるといった効果もあるのですが、セルフダイビングを行ってくれる仲間と出会えると費用も抑えられるし、仲間がいるから次○○潜りに行きましょうなど、一緒に潜りに行くことで継続しやすいです。

セルフダイビングについてはまた別記事で紹介したいと思いますが、スキルアップの観点からもセルフダイビングという選択肢があると練習時間もめっちゃ取れるのでダイビングスキルがアップしやすくなります。

まとめ

せっかく取得したライセンス、思い出だけで終わらせるのは本当にもったいないです。

ダイビングは続けることで見える景色や味わえる感動がどんどん深まっていきますし、スキルアップも終わりがないので小さな自分の成長も感じられます。

お金や時間、天候、モチベーションの波など、続ける中でぶつかる壁はいろいろありますが、少しの工夫と習慣化で乗り越えていけます。

何より、同じ海の魅力を共有できる仲間の存在が継続の大きな支えになります。

あなたも自分なりのペースで、ぜひ長くダイビングを楽しんでください。

海の世界は、潜り続けた人にしか見えない景色を用意してくれています。

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