こんにちは!西伊豆・獅子浜を拠点に活動している、練習専門ダイビングガイド『ボイヤンシー』の佐野です。
「適正ウエイトが大切」とは聞くけれど、自分の適正量がわからず、毎回ガイドさんに相談していませんか?
もう、ガイドさんに頼り切りにならなくても大丈夫です!
今回は、適正ウエイトの「ざっくりとした計算方法」から、現場でできる「実践的な見つけ方」まで徹底解説します。
ウエイト量を決める要素
ウエイト量に影響する要素は様々ですが、まずは日本の海を前提に考えてみましょう。特に重要なのは以下のポイントです。
- タンクの種類: アルミか、スチールか
- スーツの種類: ウェット(何mm?新品か?)or ドライ(インナーの厚みは?)
- 本人の体格: 身長・体重・筋肉量・脂肪量・肺の大きさ
まずはざっくりな計算
どんな条件でも、まずは 「5mmウェットスーツ+スチールタンク」 の場合を想定し、「体重の約10%」 を基準にします。
| 体重 | ざっくり基準 |
| 40kg | 4kg |
| 50kg | 5kg |
| 60kg | 6kg |
| 70kg | 7kg |
この基準から以下のように足し引きしていくとおおよその数値が出てきます。
| 条件 | 参考値 |
| アルミタンク | +2kg~+3kg |
| ウェットスーツ3mm | -1kg ~-2kg |
| ドライスーツ | +2kg(薄手インナー)~+4kg(厚手インナー) |
| 筋肉質 | -1kg ~-2kg |
| 脂肪が多い | +1kg ~ +2kg |
| 高身長 | +1kg ~ +2kg |
これだけだとまだざっくりですが、ここから現場で調整していきます。
適正ウエイトを見つける
講習でもやったことがあると思いますが、以下の手順で適正ウエイトかどうかをチェックしてみましょう。
1.BCの空気を完全に抜く。
2.レギュレーターをくわえたまま息を止め、水面が「目の高さ」にくるか確認する。
3.その状態で息を吐いたとき、「スゥーッと沈み始める」のが理想の適正ウエイトになります。
2.の段階で沈みすぎるようであれば重すぎますし、3.の段階で潜行できないようであれば軽すぎます。
一番正確な適正ウエイトを、安全停止中に見つける
実は、最も正確なチェックができるのは、ダイビングの終盤です。
残圧が少なくなった(=タンクが軽くなった)状態の「水深5m」で、BCDの空気を完全に抜いてみてください。
そのとき、呼吸の調整だけで中性浮力が保てれば、それこそがあなたの本当の「適正ウエイト」です。
- 沈んでしまう場合: オーバーウエイトです。
-
浮いてしまう場合: ウエイト不足。石を拾うか、ガイドから少しだけ借りて調整しましょう。
500g単位のこだわりが「上達」を加速させる
多くのレンタルウエイトは1kg単位ですが、できれば500gのアンクルウエイトなどを微調整用に用意することをおすすめします。
例えば、適正ウエイトが4.4kgだった場合。4kgでは浮いてしまいますが、5kgだと600gもオーバーウエイト。
少し重いだけで、沈まないように常に泳ぎ続けたり、BCに余計な空気を入れなければならず、水中での抵抗増加やエアの消費増加の原因になります。
500g単位、あるいはこだわり派なら100g単位で追い込むことで、ダイビングは劇的にラクになります。
まとめ
「適正ウエイト」を知ることは、上達への最短ルートです。
- 「体重の10%」を基準に、装備に合わせて足し引きする。
- エントリー前の「目の高さ」チェックをする。
- 「残圧が少ない安全停止中」に答え合わせをする。
- 500g単位の微調整で、理想の浮力コントロールを手に入れる。
「なんとなく重め」を卒業して、自分にぴったりの「羽のような軽さ」を見つけてみませんか?
適正ウエイトがわかると、水中での抵抗が減って動きやすくなり、エア持ちも改善します。
「自分の適正ウエイトがやっぱり不安…」「もっと中性浮力を極めたい!」 そんな方は、ぜひ『ボイヤンシー』へお越しください。
練習専門ガイドの私が、あなたが一番ラクに潜れる「適正ウエイト」を一緒に探す「スキルアップ・プラクティス」を開催しています。
水面での細かいウエイト調整から、安全停止中の徹底チェックまで、とことんお付き合いします!

