中級者への近道は『マイ器材』にあり。練習ガイドが教える、レンタル器材を卒業すべき3つの真実

ダイビング器材

こんにちは!西伊豆・獅子浜を拠点に活動している、練習専門ダイビングガイド『ボイヤンシー』の佐野です。

技術が伸び悩んでいるのは、あなたのセンスのせいではなく、実は『道具の不安定さ』が原因かもしれません。今回は物理的な視点からその理由を紐解きます。

当店では基本的にマイ器材を推奨していますが、なぜレンタル器材では上達が遅れてしまうのか?その3つの理由について今回は解説させて頂きたいと思います。

ライセンスをとったばかりで、いきなり全部のマイ器材を揃えるというと、初期費用のハードルが高いと感じるお気持ち、よく分かります。

私自身は沖縄でライセンスを取得した為、地元に戻ってからすぐにメルカリで中古を組み合わせてマイ器材を揃えてダイビングをやり始めました。

私の個人的な意見ですが、後悔しない器材選びをしないことよりも、レベルアップに合わせて器材をアップデートしていくことをお勧めしています。

最初から、こだわりのマイ器材である必要はありません。マイ器材を使用するだけで十分なメリットが得られます。

1.レンタルはトータルコストを押し上げてダイビングの回数が減る

伊豆のフルレンタルの料金相場(1日)
ウェットスーツの場合: 5,000円 〜 7,700円
ドライスーツの場合: 7,000円 〜 11,000円

年中ウェットスーツで大丈夫な沖縄ではない為、シーズンのほとんどがドライスーツですから、月に1回潜りに行く場合でも、安くても7,000円×12で年間84,000円になります。

メルカリの中古器材や安い新品器材のフルセットが買えてしまう金額にすぐ届いてしまいます。

ダイビングを趣味にするけれど、年に1~2回ぐらい潜れればいいかなぐらいのライトな趣味であればオーバーホールの費用なども考えると、レンタルのほうが間違いなく良いです。

しかし、月に1回以上潜りに行く、それなりにしっかりとした趣味にされる方は、マイ器材をなるべく早く揃えたほうが良いです。

レギュレーターとBCDはオーバーホール済み品か、新品で65,000円ぐらいで購入可能な商品もあります。

これにマスク、フィン、スノーケルの三点セットと中古のドライスーツ、ダイコンを揃えれば、10万円弱で何とか揃えられます。

ゆっくり揃えていけばいいですよ?は本当?

ショップのガイドさんに相談すると、「ゆっくり揃えていけばいいですよ」とアドバイスを受けることが多くあります。

親切心や無理に購入をすすめて関係性を悪くしたくないから当たり障りない言い回しになっていることも少なくありません。

ゆっくり揃えていくというのは、「器材レンタル料+器材購入費の総額」が一番大きくなる揃え方なので、一括で大きな金額が支払うのが厳しいけれど、総額多くかかってしまう揃え方です。

一番安く済ませるのであれば「器材購入のみ」の方が、トータルの支払いは減らすことが出来るので、その分潜る費用を増やすことが出来ます。

私がとにかく安全に動くなら中古でもいいから、マイ器材をお勧めしているのはここのトータルコストが一番安く、1本でも潜って楽しむ為には一番現実的な選択肢になるからです。

当店ではご自分で見つけてきた中古品の購入の相談も受けています。

上達するにしても潜る必要があるので、器材レンタル代よりも練習の為の1本にコストを回した方が上達しやすくなります。

2.脳と身体の『感覚のズレ』をなくす最短ルート

ダイビングは、水中の浮力と自分の重心のバランスを操る「感覚のスポーツ」です。

レンタル器材は、毎回浮力も重心も吸排気のレスポンスも異なります。

これは、「毎回長さや重さが変わるバットで野球の練習をする」ようなもの。マイ器材なら、身体の一部として感覚を蓄積できるため、上達のスピードが劇的に変わります。

器材の操作性にいつまでも慣れない

BCDやドライスーツの給気や排気操作が毎回変わってしまうと、いつまでたっても使い方に慣れることが出来ません。

操作に慣れないうちは『吹き上げ』の恐怖から、ついウエイトを重くしがちです。

その結果、中性浮力から遠ざかるという悪循環に陥ってしまいます

これではいつまでたっても中性浮力は取れませんし、砂を巻き上げるダイビングを続けることになってしまいます。

3.レンタル器材では装備のカスタマイズが出来ない

家や車の購入に近いものがありますが、レンタル器材では重心の位置を調整する為のセッティングの工夫などがしにくいことが多いです。

マイ器材であれば、例えばゲージが体から離れていかないようにDリングとをつなげるなどのちょっとした工夫で自分が使いやすいように器材をカスタマイズできます。

しかし、レンタルではこういったちょっとしたカスタマイズが出来ません。

ちょっとした工夫が水中でのストレスを減らし、落ち着いたゆっくりした呼吸、安定したダイビングにつながります。

まとめ

「ゆっくり揃えていけばいい」という言葉に甘えて、高いレンタル代を払い続けるよりも、まずは「自分の感覚を固定できる道具」を手に入れてみませんか?

  • どんな中古を選べばいいか分からない
  • メルカリで見つけたけど、これって安全?

そんな方は、ぜひお気軽にLINEでご相談ください。

私は器材を販売していないからこそ、あなたの身体と予算に合った『中立なアドバイス』ができます。

道具を揃えたら、次はそれを「使いこなす練習」が必要です。

スキルアップ・プラクティス」で、あなたの器材を本当の「身体の一部」にするお手伝いをしています。